2005年12月

『「幸福な偶然」をつかまえる』

日野原重明さんの著書です。
セレンディビティ、直訳すると、偶然による発見、日野原流に解釈すると「よき偶然に出会う能力」と言ってます。臨床医として、診察にみえる患者さんのさりげない言葉や症状の中から、今までのも何回か、たいへんな幸運な見出しものをしたことがあったとあります。今の聖路加病院のシステムにも反映されているそうです。ダイヤモンドの原石を見たことがありますか?ただの薄汚れた石ころでしかありません。道端に転がっていたら、ガラスのかけらにしかみえないでしょう。しかし、「おや、これは何だろう」と興味を持ち、拾い上げ、家に持ち帰って、磨きをかけると、それは見事な宝石となるのです。

人生いつも楽しいことばかりではないし、毎日こんなこと・・・とか、どおってことなく、意識せず過ごすことありませんか?リンゴが木から落ちるのを見て、ニュートンのように発見する人は別格ですが、誰かの言葉に感動したり、アッ、これはチャンスかなとひらめいたり・・・そんなアンテナを張っておくことが、幸福な偶然をつかまえる能力を生み出すと思います。著書の中では、心の体質改善、心にメガネをかけるとも言っています。そして、そんな意識でいればどんどんチャンスは生まれるし、鈍感な人は、いつも自分はツイテない、不幸だと思っているようです。


2005年も今日で終わりです。私自身、このブログを始めたことも、一歩踏み出すきっかけになりました。これを続けるためのアンテナは結構きびしいです。でも、「何かないかな?」といつもいろんなことに目をむける習慣をつけさせてもらえました。細々ですが今後も続けていこうと思ってます。こんな私のつたない文章にお付き合い下さる方には、本当にお礼申し上げます。希望を言えば、どんどんコメントを入れていただきたいと願ってます。特に子育て、教育については、皆さんの声を反映していきたいと考えてます。来年もどうかよろしくお願いします。


「来年も健康で笑顔で暮らせる毎日でありますように」・・・皆さん、私の家族、私自身に祈りを込めて終わりとします。

手をあわす

先日、あるお寺さんで女性の集まりがあり、最後におくりさんのご挨拶がありました。
その中で印象に残った内容は、「最近子供が巻き込まれる事件が多発してます。子供を危険から守ること、そして加害者のような子供を育てないために、私たちは何をしたらいいのか。どうか1回でも多く手を合わすことをして下さい。それはお仏壇やお寺だけではありません。食事の前後、これだけでも1日6回です。それもお子さんに強要するのではなく、私たち自身がやることです。どうか毎日お願いします」と話されました。


「手と手を合わせて幸せ」とどこかの仏壇店がCMに使っていましたが、手を合わせている時って、絶対モードは《良》になっています。手を合わせながら、悪口言ったり、子供叱ったりすることはありません。手を合わせている相手か、又第三者に感謝する思いも感じれます。理屈はそこまで、やっぱり家の中で、おじいちゃん・おばあちゃん・おとうさん・おかあさん・・・ことあるごとに手を合わしている環境がたいせつなんですよね。

大好きなコンサート

昨日、アルフィーのライブがレインボーホールであり行ってきました。座席がアリーナの17列目の真ん中でもう行きの道からルンルンです。チケットは一ヶ月ほど前に送られてくるのですが、受付順でもないので送られて席がわかるのです。がっかりするぐらい、ひどい席(遠い遠い)もあるのです。
アルフィーはもう20年以上、間で時々お休みしたこともありますが、だいたい年に1回か2回行きます。このグループのサウンドにはまって4,5年目頃からは、アルバムはほとんど買ってマスターし、連れを誘わず一人で行くんです。回り知らない人ばかりですから、もうノリノリです。イントロを聴くだけで、今度どんな歌かわかって、それもいい気持ちなんです。そして、帰りの車の中では、CDをバンバンにかけて、ライブを思い出しながら、もう至福の時間です。


こんな話興味のない人には、「ヘえー、ほおー」の世界だと思いますが、日常から離れて自分の好きなことに没頭できる時間って、貴重だし大切です。他にも好きなこと色々ありますが、ライブはこの歳になって、ほとんど立ちっぱなし、腕ふりあげて体を動かすのは、エイーっというエネルギーがないと気持ち的に場に負けます。でもアルフィーは年齢は私より1,2才下のはず。彼らが続ける間は、頑張って行こうと思っています。

お寺さんへ行きましょう。

今日は懇意にしていただいているお寺さんの報恩講の準備のお手伝いに伺いました。大きなお寺さんですが、70〜80名の方が寄って、お磨き、お華束さん作り、本堂・書院・庫裏・境内・お庭の掃除と皆さん手際よく分担されてすすんでいきます。お昼前にはほぼ終了し、お磨きされたお仏具で荘厳され、窓も床もピカピカです。そして皆さん一同にお昼をいただきます。3升炊きで2杯炊かれた五目ご飯、たくさん炊くので、これがまたおいしいんです。


お寺さんのお手伝いというのは、ボランティアなどとは又違う思いがあるような気がします。いつも仏さんが「よう来てくれたな。みんな仲良く頑張ってやってくれよ。ごくろうさん、ごくろうさん。ありがとう、ありがとう」と言ってくれているように思うのは、私だけでしょうか?皆さん同じ思いを持って集まってみえてるので、ベテランさんも新米も上手くかみあい、又それが受け継がれていくのだと思います。


昨今心療内科にかかっている方が多いと聞きます。確かに専門の先生に診断を仰ぐことも必要と思いますが、そんな方は、今日のような行事に参加されてはどうでしょう?お手継ぎのお寺さんでもいいですし、遠方ならお近くのお寺さんでもいいと思います。お寺さんは門徒云々でなく、「ようこそ、ようこそ」の世界ですから、門戸を開けて待っていられます。
私も昨夜から頭痛と寒気で風邪ひきそうでした。ですから、今日はホッカイロを2つもはり、しっかり防寒して行きました。でも無心にお磨きしたり、お茶碗洗ったりしていたら、風邪っけがどこかへ行ってしまいました。ちゃんとお守りしていただいているんですよね・・・

出会いと別れ

昨日(3日)は友人の息子さんの結婚式に出席しました。
最後の新郎のお父様のご挨拶の中で、「この2人のいたらぬ点もあると思いますが、それは私共親のしつけのいたらぬところです。これから歩み始める2人をどうかよろしくお願いします」と言われました。これに続いて新郎は「今日ほど、両親を初め多くの皆さんに感謝した日はありません」と挨拶の中で言われました。


昨今、たくさんの方をお呼びする披露宴を敬遠する向きもあります。
でもこの披露宴に出席して、多くの方が祝福し涙するような熱い思いは、きっとこの若いカップルも肌で実感したことと思います。そんな中で二人が宣言することは、きっと人生の節目には大切なことだな・・・と改めて感じました。


この二人の出会い結婚で、それぞれの家族が2倍の家族に増えるのです。これから赤ちゃんも誕生するでしょう。だから、結婚というのは、好きでいっしょになった、きらいで別れた・・・という簡単なものではありません。それぐらいご縁の不思議・重みをしっかり理解することも大事だと思いました。


そして今日(5日)は叔母の葬儀がありました。遠方(和歌山県橋本市)なので、告別式だけというあわただしいお別れでしたが、行ってよかったです。さよならもちゃんとしないといけませんよね。
私の父は10人兄姉で、1人だけ若死にしましたが、後はみんな夫婦で元気で、今日もほとんど皆さん参列しました。今日の叔母の85才を皮切りに、83・81・80才・・・順に続きます。叔父や叔母を見ていて、5年後・10年後には顔ぶれも変わるだろうな。(自分だって保証はありません)改めて思いました。


期せずして、この2日間に出会いと別れを見せていただき、「回る回るよ、時代は回る・・・」というフレーズを思い出しました。出会いも別れもないとずっと変わらないような気がしますけど、1日として回ってない日はないんですよね。毎日毎日自分も気がつかない所で、ちゃんと時代は回っている。その中にいる自分だし家族や友人なんです。改めて、大切にしなきゃと思いました。

体温と表情

最近読んだ藤本義一の本の中に、こんなことが書いてありました。
「体温と表情が人の成長には必要」と


子供が良いことしたり成績が良かった時、部下が契約をした時・・・そんな時、親や上司のうれしそうな顔と、「よくやった!」と肩に手を当てたりするその時、その人は大きな自信を持ち、喜びを分かち合う。人はその時成長する・・・と言ってます。


確かに言葉も大切です。でも、それはメールなどでなく、ちゃんと眼と眼を見合わせて、豊かな喜びの表情の中での会話、そして、肩においた手や握手などで感じる暖かさがいいんでしょうね。


私が整体のインストラクターの勉強をしていた時、ツボが正しいかどうか自信ないですと先生に言ったら、「恵美子さんのこの人を治したい、楽になってほしいという思いと、受ける人のこの人のおかげで楽になれるという思いが合わさった時、少々ツボがずれていても、チャンと合って、効果でるんですよ。それぐらいハンドパワーってすごいんですよ」と言われ、私は理屈でなく思いだけで勉強しない劣等生でした。(余談)


インターネットやメールが盛んな今の時代、この「体温と表情」の大切さを今一度考える時だと思いませんか?今の状況を黙認していると、変な人がもっともっと増える気がします。だから、公園などで思いっきり遊ばせることもできない。でも外で思いっきり遊んでない子供が10代・20代にどんな人に成長するか・・・想像するだけでこわいと思いません?引きこもりももっと増えるでしょう。


ですから、子育ても昔より今の方が、ずっとむずかしいと思います。「これはいい。これはまずい」というアンテナをしっかりはって、良いことは即実行です。
今日は「体温と表情」について、一度お考え下さい。