2006年12月

この一年を振り返って・・・

今年の私共の一番のニュースは息子が会社に入ったことです。28歳にもなってますから、覚悟もあるでしょうし、それなりに一生懸命やってます。意外と接客上手いんだとか、お客さんの受けもいいなど、親バカですが、うれしいこともありました。でもそれ以上に痛感したことは、親や祖父母の生き方や軌跡が、ものすごく次の代の息子たちに影響を与えるということです。自分が跡継ぎとして頑張っている頃は、あまりピンときませんでした。でも実際息子が家業を継いで、「あー、林さんの息子さんか?」「政義さんの孫さんか?」・・・出向いたお寺やお客さん、そして地元の会で話が出ると聞くと、親として胸張れる生き方をしてきたか、自分に問いかける時があります。


先日も桑名別院で報恩講がありました。4日間で1500人分のお斎(とき)=食事(昼食)がでるほどの、真宗では年に1度の一大イベントです。ご飯・大根や里芋の煮物・汁物・・・半端な量ではありません。私は婦人会の役で接待係を務めましたが、最終日は着物きて朝6時には別院へ集合です。6時半には本山のおえら方さんが到着です。でも行くと、玄関前には早々と打ち水がされており、部屋も暖房もきいて、火鉢には炭もいい具合です。30人近いご住職も出仕されてます。その朝食の用意も万全です。4日の間、泊まっている人も何人かいます。でもこれもすべて御奉仕の方で成り立っています。毎年毎年連綿と引き継がれています。10年以上お手伝いされている方もいますが、少しずつ変わりながら、でも誰かがいつもやってます。私の今年で4年目、気も使うし面倒なことも多いので、内心こんなことやってられんわ・・・とイヤになる時があります。でも、ご奉仕にみえてる人の純粋な心に触れると自分の浅さに反省することしきりです。


息子の話からどうして報恩講のご奉仕の話にいったかといいますと、人さんの事にどれだけ汗流せたか、一生懸命なったかということが、一番の子供に残す財産だと思います。お金残して子供が絶対に幸せになるとは言いきれません。逆に悔い残さないように買いたいもの買って食べたいもの食べて、人生楽しめばいい・・・そんな人もいるでしょう。でもそれを見て育った子供は、それに輪をかけたような快楽的な人間になる気がします。親がどんな生き方をしたかが、子供の一番の指針になるように思います。


おかげさまで我が家は祖父母も両親もその心で生きていました。だから、世間のいい眼鏡で私たちは見てもらえました。そして私たちもそう生きることで息子にプラスのハンディを陰ながら与えていきたいと思っています。そして、心を磨く場をいただけることに感謝します。朝早くから別院さんのお手伝いにきていた人の言葉を思い出します。


「真っ暗やったけど、全然怖くなかった。あみださんと2人連れやったから」・・・まだまだ私は雑魚です。