2008年11月

親はできるだけ手を出さない方がいい!

私の子供は33才の娘と30才の双子の息子です。
小さい時からの方針は、「明日親が死んでもしっかり生きていける子にする」でした
小学校から、忘れ物も傘なども、持って行ったことありません。今でこそ危ない世の中なので、娘を駅まで迎えに行ったりすることも時々ありますが、大学生の頃でもあまり迎えなど行きませんでした。その基準は、親元離れて暮らしていたら出来ないことは、やらないでおこうという判断でした。遅くなったりしても、親が居なかったら何とかするでしょう。自腹でタクシー使うかもしれない、必死に走って帰るかもしれない…それを敢えて親が手を出す必要はないと思います。


知り合いで、高校卒業まで毎日学校まで子供を車で送る人がいました。親は電車やバスをで行くより時間はかからないから、朝もゆっくりでいい、子供は「ラッキー!」でしょう。私は何にも言えなかったけど、雨の日も暑い日も、歩いてバス乗って電車乗って通わせることが、この習慣が躾になるんです。それがいやだったら、もよりの学校へ通わせたらいいことです。


息子2人は大学から親元離れましたが、長男の最初の引っ越しだけ同行しましたが、後は2人ともその後の何回かの引っ越しも手伝ったことないし、住んでいる所へ1度も行ったことありません。よく大学生の子供さんのアパートへ時々掃除に行くとか、食料品を送るとか聞きますけど、一度もやったことありません。

何度も言うように、ベースは、「親が居なくても、ちゃんと生きていける子」なんです。3人の子供をみても、その自立心はしっかり育ったと思います。最近の方が甘くなってと思います。先日も娘が習い事している所で、受験生を持つお母さんたちが、学校や塾の先生の教え方や私立学校について熱心におしゃべりしていたそうです。娘はその様子を見て、ここにお母さん居たら言うやろね 『あなた達親が死んだら、お子さんどうなるやろね?』って・・・・・そんな娘の言葉に安心する私でした。

「ゆっくり力」

今斎藤茂太さんの『「ゆっくり力」ですべてうまくいく』という本を読んでいます。結構いろんな角度からゆっくり力の大切さを語っています。例えば、戦後の日本の突っ走り方ーどれだけ速く移動できるか、どれだけ強い物がつくれるか、高層建築・・・とにかく現代文明は特に「速い」「強い」「高い」をひたすら求めたし、その功績は大です。逆に「ゆっくり」「のんびり」「ゆったり」が忘れ去られていました。ところが、最近では、ファーストフードに対するスローフード、「ゆったり」「のんびり」の温泉ブーム・・・これは、「い」の一番の考えより、「り」の豊かな生き方を求める、又見直す傾向が出てきたということです。


これは私自身も最近痛切に感じます。仕事を山のように抱えて、バタバタ生きていた時は、あっという間にお昼になり、さあ午後からと思ったらもう夕方…自分では充実していたように思ってたけど、気は100%でも、実際の仕事の中身は80%だったのでは・・・。そして、疲れは120%。


まわりの人を見ていてもそんな人いますよね。会議なんかに遅れてくる人。私もそうだったから解る気がしますが、ギリギリまで仕事するんです。例えば、10時から会議とします。会社から10分の道のり。だと、9時45分まで仕事できると思うんです。それを30分で中断したとします。15分の仕事の量なんて、大したことありません。まして気は急いていますから。逆に30分で止めれば、遅れることなく余裕をもって会議にのぞめます。会議でも朝礼なんかでもそうですが、最初からみんなの話を聞いていないと状況を把握できません。遅れた人に限って「すみませ〜ん」と言いながら、着席した後、お隣りの人とおしゃべり始めます。


相づちもそうでうよね。「うん、うん、それで」と矢つぎばやにうなづかれるより、「・・・うん、・・・・・うん」とゆっくり丁寧に相づちされる方が話す方も気持ちよく話せます。よく話し上手と言われますが、聞き上手がまずありだと思います。


ゆっくりする事は、のろまではありません。ガサガサしない、丁寧に事にあたるということです。あなたのそばにゆっくりした人がいたら、大切な人かもしれません。

心に刻む

昨日娘の結納が執り行われました。
先方のお母さんの希望で昔からの習わし通りで行いました。
お母さん曰く、「私は自分の結納の日を結婚式より思い出深い。なぜって、結婚式はご招待したお客さまをもてなし、何かバタバタしてる間に終わった気がするけど、結納って、私のために仲人さんを初め寄って下さり、両親と私のためにご挨拶いただく、そして、結納の品を眺めながら両親と集う…こんな思い出多い日はちゃんとやりたい・・・私の勝手なこだわりだけど…」。そんなお母さんは、自分の家で座敷に並べられている結納の品々を眺めていると、本当に幸せやな〜、ありがたいな〜って思えるの。そんな事言われて、娘も当日は私も母も着物きますって言ったら、着物好きのお母さんは、私も着物で仲人さんお迎えしよ。うれい、うれしいな〜。・・・こんな調子です。


私は本来面倒臭さがりやなので簡単で省略でいい…と思っていました。でもお母さんのお話伺うと、確かにそうだなと思えるし、主人なんかは「その通りや!」で、決定しました。実際家の掃除や食事の手配など、ちょっと手間はかかりましたが、当日は娘も私も着物を着、祖父母も同席して、仲人さんとお婿さんを迎え、楽しい歓談の時を持ちました。


皆さんが帰られてから娘が言いました。「家でやって良かった」と。もしホテルだったら、私もずっと座ったままで様子見て食事するだけ。家だとお給仕の気を配ったり、でもその分仲人さんとも親しくなったりしたし・・・。そして皆さん帰られてから、祖母と娘で結納の前に座って、丁寧に開けて品を見たり、又しまい直したり・・・。その様子を見て、思い出を心に刻むとは、こういう事かなと思いました。


現代は「手間をかけない」「無駄は省略」・・・が多いです。冠婚葬祭に特に目立ちます。その風潮と、「離婚が多い・自殺が多い・人殺しが多い」って、何か関連があるように思えて仕方ありません。心に刻むと、何かあった時も、いろんな事が浮かびます。それが我慢したり、頑張ったりの原動力になることもあるでしょう。刻む事がなかったら、何にも引っかかりません。


私たちの年齢は、親の世代の気持ちも解るし、子供の世代の思いにも同調できます。だから、ちゃんと理由をつけてこだわる、頑固になることができないのかもしれません。でもおかあさんのようなこだわりを持って、次の世代を育てる事も必要かな?と今回の経験で感じました。

がんばらない!

久しぶりにアトピーが顔を占領しました。
昨日は所属している会の研修会がありましたが欠席しました。
私は調子悪くなると、悪かった頃の日記を読み返します。(5年日記つけてますから)  もっとひどい症状の時でも頑張って人前に出ていたと最近気づきます。でも、もうがんばらない。人から見たらこんなぐらいの事でと思うかもしれません。でも、前に立って挨拶したり、頑張ってムードメーカーになるには、相当のエネルギーが要ります。それが顔のほてりや痒み、他人の目が気になったりすると、結構きついです。最近、その頑張りももういいかーって思えるようになってきました。確かに私が行かなきゃという時もありました。でも、それも私だけのこだわり(責任感と思っていたけど)…っだったかもしれない。世の中「私がいなきゃ」って思っていても、9割何とかクリアできるもの、そう思うようになったら、自分に甘くなったというか、そんなに頑張ってどうするの?と、もう1人の私が言います。


先日主人もこんな事を言いました。
何か大きなセレモニーに出席した時、各界色んな役職の方がみえて、挨拶したり会場を行き来している姿を見て、「うらやましくないな〜」と思ったと・・・
私も同感です。役職や職業で世間がすごい人と思っていても、それは仮の姿です。役が終われば、仕事を離れれば・・・その時がその人の本当の姿です。


独りよがりな頑張りには肩の力を抜いて、足元の土をちゃんと耕していきたいですね。

婚礼の支度(親の気持ち)

昨日、娘の婚礼用の家具を見に出かけました。
最近は色々準備もあって娘と出かけることも多いです。よく嫁がす寂しさとか言いますが、娘もそこそこの年齢ですし、嫁ぎ先に対して何の不安もありませんし、今のこの時期を結構楽しんでいます。その時、ふっと主人の母の事を思い出しました。主人は養子で入ってもらったんですが、やはりひと昔前の年齢の方には「養子」というイメージを持ってみえました。だから義母は最初この結婚に反対だったそうです。次男とは言え、男子2人(妹が2人います)、苦労して苦労して大学まで出した息子です。私がその立場でもはやり同じ気持ちだと思います。そして婚礼準備といえば、お布団や主人の着物は、すべて母の手作りです。どんな思いで、一針一針縫っていたんだろうと想像すると、今になって本当に母の気持ちが判る気がします。息子だから、そんなに様子を色々話すこともないし、いつも心配していたことでしょう。結婚して10年・20年たっても、「従業員たくさんいて、おまえ、ちゃんとやっとるか?」口癖のようにいつも言いました。(ようやく最近は言いませんが)


私は娘とはこの4年ほど、本当にいっぱい話をしました。人生観・料理・健康・・・「何が大事か?」、そんな中での、今度の結婚ですから、何の心配もありません。後は彼女の運命と努力です。古い考え方かもしれませんが、嫁ぐ娘さんは母親とたくさん話をする機会を持つ方がいいと思います。そばに祖父や祖母がいれば、尚いいでしょう。育った環境でみんなに愛され、いろんな話を聴く機会が多いほど、嫁ぐ娘さんには、それが嫁入り仕度以上の財産になります。


18才で家を出て大学にいく、卒業後も家から離れて就職をする。確かに社会的にはキャリアを積みベテランと言われる女性もいます。その間でたまたま恋愛した人と結婚する。結婚って、ただ好き合って一緒に住むだけのものではありません。

婚礼の仕度って、家具や電化製品だけではないですね。